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December 01, 2005

メメント

2001年【米】
■Memento


あああああ!
そうだったのか、そうだったのか!

この映画、ずーーーーーっと「観たい」と思ってたけど観てなかった。


やっと観た。


単純に面白い!!!!!!!


新しいなぁ・・・この手法。
俺が知らないだけかもしれないけれど、このパターンは世界初なの!?

なんにせよ以後、二度とこういう映画は出せないね!
(思いっきり二匹目のドジョウになるね)


起承転結逆バージョン+短期記憶障害。


プティッと英語講座:
memento = 形見、遺品、思い出 等。
この単語に限らず、mem で始まる語句には
「記憶」等を司る単語が多い。

こんな風に自分の人生が変化してしまったら、
どんな苦しみなんだろう。。。


パッケージ裏にもあるので、荒筋を少し。


「幼少期~青年期のある時点」までの記憶は、普通の人と同じ様に存在しているが、
ある出来事をきっかけに
「10分前の記憶が消えてしまう主人公」を演じるGuy Pearce。
(「タイムマシン」の人ですよ。)

今、この瞬間に感じている事も、
この瞬間に話している事も。
幸せな事も、悲しい事も。

10分後には、何一つ覚えていられない。。。


記憶から無くなる事が判っている体験は、
死に行く心境と酷似していないだろうか。。

「認識し得る現時点、、その次の瞬間に死ぬ」という苦痛を
常に繰り返しているという事ではないか?

こんな恐ろしい映画があったか??

考えれば考える程、恐ろしい。。

そんな「負」のシチュエーションと、劇中の事件とを
「起承転結」を皮肉った様に奇妙に融合させている。。

いや、ほんと、
単純に面白い。

投稿者 Min : December 1, 2005 12:00 AM