December 31, 2005

ミリオンダラー・ベイビー

Million Dollar Baby
■2004年【米】
■上映時間:133分


Clint Eastwood、Hilary Swank、でまず真っ先にInsomniaを連想するんだが
勿論内容は全然違う。Morgan Freeman も加わって、実に深い人間模様が醸し出されてる。


個人的にまず、この映画のテーマを「尊厳死」として捉えてしまう事を避けた。
題材がボクシングである事を踏まえた上でタイトルの由来を考察していてウッスラ感じられたんだけれども。


劇中、序盤にてしつこい程繰り返されるボクシングの特殊さ、選手達が取り付かれるその魅力、中毒性等へのセリフ。
「自分だけが見えている夢」なるほど。登場する選手達はいずれもその夢に向かいながら、それぞれの決断を繰りかえす。役者陣も与えられた個性を見事に演じていると思う。
「ボクシングで輝く事の意味」が丹念に演出されているから、なるほど観ていて時間を忘れるわけだ。脇役が居ないってのはこういう事だな。


ヒロインのマギー。輝く事を知らなかった30年間も、彼女の純朴さを汚す事は出来なかった。故に、フランキーとの衝撃的な出会いでボクシングに深く落ちていったんだろう。「真面目で純朴な」彼女が出会った「楽しいこと」。信頼するトレーナーが、彼女の心を大きく占める特殊な存在に変わっていく様子が心地良い。


彼女は彼女の輝きを手に入れる。同時にそれはフランキーの輝きでもあるわけだが、ここでこの映画のタイトルに結びつく。


そう、まさに「純然たるラブストーリー」。
Million Dollar Fighter ではないこのタイトルが素晴らしいんだよ。邦題で変に弄られていなくて本当に良かった。日本版スタッフ、good jobだ。






このDVD内のCMでやっていた、「海を飛ぶ夢」。。
こちらは、逆に純然たる尊厳死の映画なのかな?
是非観てみたい:D

投稿者 Min : 03:06 AM

December 13, 2005

マシニスト

The Usual Suspects
■1995年【米】


10年前のハードなサスペンス。
何故今まで観てなかったのかと言われれば、
それはもうごめんなさいとしか言い様が無いw


うーーーん。
面白い。^^;


いや実は、こういうドンデンガエシ系のサスペンス。
ここ1~2年でとっても大好きになってしまって。
(参考:人狼BBSw)
その上で薦めて貰ってたくせに半年以上手付かずだったのです。


かなりハードな心理戦だと聞いていたので、
体調、血圧、心理状態共に万全の体制で挑もうかと。

ところが俺は、心身共にそんな万全な状況だとスグ呑みに行ってしまうのでw
図らずも機会に恵まれていませんでした。

「図らずもって言うな」、とかいう厳密な突っ込みは忘却の彼方へ不法投棄の方向で、
ともかくも感想等を。


って言うか
面白いもういいw


楽しみにしていたので、おもいっきりノーヒントで挑みました。

かなりバレバレな展開も含みつつ、
「もしかして…」と思わせられる技術に圧倒された。

ホントに、「これ、ちゃんとオチあるんだろうな…」
なんていう俺の稚拙な予想を綺麗に裏切ってくれた。
こっちは乗っけからハードな心理戦だと踏まえて居るので、
あらゆるシーンを吟味しながら観ていると結果的にその位混乱させられる。

こと、こういうケースのシナリオだと、やれ「謎が浅い」だの「犯人すぐ判った」だの、
表面的な事象のみで、その作品そのものを全否定してしまう人も居る様だけれど
(いつものレビューHPのログ、この作品に関しては賛否両論激しいので。)
個人的には、焦点違うんだよな…。

「無駄が無く」「変なこじつけが無く」「理論的な帰結が最重要視されていて」。。
それでいて、これだけトリッキーでキャッチーで、
かつ複雑な仕掛けが描かれている。。

完敗です。普通に面白かった。


Then why didn't you help him?
You had a gun! Why didn't you help him?
He was your friend!

Because I was afraid.
Ok? Afraid!

このシーンに全てが集約されている。。

プティっと英語講座:
「なら何故助けなかったんだ?銃を持ってたんだろ?友達だった筈だ!」
「怖かった…。。怖かったんだよ!!!」


このHPの、こんな細かい所まで読んでくれている人に(多謝ですT_T)
この映画観てない人ってあんまり居ない様な気がするけれど、
ともかくもネタバレ致命傷な作品なので、内容についてはこの辺りで。


そうそう。ストーリーとは関係ないけれど、
声を大に…いや、声を張り上げて主張したい点を一つ。

こんだけハードなサスペンス。人も沢山死ぬんです。
殺されるんです。

けれど。

無駄に残虐なシーンは一つも無い。

目を覆う様なシーンが無いのです。


ホントああいうの嫌いなんだよね。。
人が殺されるシーンを必要以上に残虐に描いている映画って、
それだけでひいてしまう事もある。

そこに何の意味も無く、
単に映像的な衝撃度を付加したいってのが丸判りなケースは特に。


しかし、この映画は徹底している。
ストーリー上での残虐な「展開」は多々在るのだが、
不必要な残虐「シーン」は、徹底的に排除されている
シナリオに対する自信を感じましたよ。ええ。


とっても心に残る、超良質サスペンスでした。

投稿者 Min : 12:00 AM

December 01, 2005

マルホランド・ドライブ

2001年【米】
■Mulholland drive

えーーっと。。。

最初に断っておきます。

David Lynch 監督です。

ツインピークス、ストレイトストーリー、砂の惑星、等で有名な
「あの」
David Lynch 監督です。

(敢えて、触れていない彼の最高傑作があります。なんでしょう:D)


こんなにも難解だけれど無駄が無く、深く、切なくて悲しくて、
その何倍も綺麗で圧倒される程芸術的で。
且つ、視聴者の心の本当に奥底へ語っている様な超心理映画なのに、
全てのシーンが理論的に意味を持っていて。

理解を超え過ぎている絶望感と、それを超える理論的な帰結を
「隣合わせ」に置いている
「洗練」の領域なんて優に通り越した、真に人間的な人間描写。

それでいて且つ、心臓の中の「痛み」を感じない部分を
「ぎゅ」ってされてる様な、この映画の内容にシンクロした感覚。


うーーーーんんんん。
そうだなぁ。。


例えば「シックスセンス」、2回目を観たときに、
それぞれのシーンに意味がある事に驚いた貴方!

これを観なさい。

本当の「シナリオディレクション」ってのが何だか判るでしょう。

本気で心が動いた作品でした。

実は、初見から一ヶ月近く経ってます。

この映画、、、本気で深すぎて
レビューを書くにも、筆が進みませんでした。

もう2~3回観ないと。。。。

4回目の鑑賞で、このストーリーの俺なりの結論を得ました。

来ました。

感動の嵐と共に。

多分正解です。
(「正解」にほぼ近い回答を得た自信が有ります。)
(それ位、真剣に魅入っちゃいました。)

本気で全てのシーンに意味がある。

丁寧に解読していける糸が、実は密かに、
全てのシーンに意図的に垂らされている。

それをなんとか見つけ出し、辿れば辿るほど、
表面的なハリウッド映画感からかけ離れ、物語の真実に辿り寄せられる。

か細い糸を辿りながら辿り付いたそこにあった物は、ただの真実

隠されていたんじゃない。

ただの真実


この映画、、、、

凄すぎる。。。。


投稿者 Min : 12:00 AM

メメント

2001年【米】
■Memento


あああああ!
そうだったのか、そうだったのか!

この映画、ずーーーーーっと「観たい」と思ってたけど観てなかった。


やっと観た。


単純に面白い!!!!!!!


新しいなぁ・・・この手法。
俺が知らないだけかもしれないけれど、このパターンは世界初なの!?

なんにせよ以後、二度とこういう映画は出せないね!
(思いっきり二匹目のドジョウになるね)


起承転結逆バージョン+短期記憶障害。


プティッと英語講座:
memento = 形見、遺品、思い出 等。
この単語に限らず、mem で始まる語句には
「記憶」等を司る単語が多い。

こんな風に自分の人生が変化してしまったら、
どんな苦しみなんだろう。。。


パッケージ裏にもあるので、荒筋を少し。


「幼少期~青年期のある時点」までの記憶は、普通の人と同じ様に存在しているが、
ある出来事をきっかけに
「10分前の記憶が消えてしまう主人公」を演じるGuy Pearce。
(「タイムマシン」の人ですよ。)

今、この瞬間に感じている事も、
この瞬間に話している事も。
幸せな事も、悲しい事も。

10分後には、何一つ覚えていられない。。。


記憶から無くなる事が判っている体験は、
死に行く心境と酷似していないだろうか。。

「認識し得る現時点、、その次の瞬間に死ぬ」という苦痛を
常に繰り返しているという事ではないか?

こんな恐ろしい映画があったか??

考えれば考える程、恐ろしい。。

そんな「負」のシチュエーションと、劇中の事件とを
「起承転結」を皮肉った様に奇妙に融合させている。。

いや、ほんと、
単純に面白い。

投稿者 Min : 12:00 AM

マルコヴィッチの穴

1999年【米】
Being John Malkovich

わはははははは。

それだけで終わらせちゃ駄目かなぁ。
まあ、駄目なんだけど。

入ると、「15分間だけ、John Malkovichになれる穴」「7と1/2階」

アホだなぁぁぁぁ。

うん。こーゆーの大好きw。

まあ、後半ちょっと無理あるよね。

あ、そーゆー事言っちゃいけないのね。w

すんません、Spike Jonze監督。

つか、友情出演者陣が、何気に超豪華。w


投稿者 Min : 12:00 AM

ムーンライト・マイル

2002年【米】
■Moonlight Mile

結構、評判の悪い映画だったが、
まったりとした物悲しさが良かった。

法廷シーン。

Dustin Hoffman の最後のセリフ、、、
「義理の息子」としてのJake Gyllenhaal への最後のセリフ。

うん、「しんみり」とした、いい映画だと思う。


Susan Srandon じゃなかったら、
手にも取らなかったが。


投稿者 Min : 12:00 AM

真夜中のサバナ

1997年【米】
Midnight in the Garden of Good and Evil

アメリカの片田舎の描写だけに惹かれて手を取った一本。

蓋を開ければ、John Cusack に Kevin Spacey。。
おおおっと観始めたけどさ。

話題作なんだけれど、パッケージ裏の写真だけで借りてきちゃ駄目。

まったり。

そうとしか言い様が無い。

どうも、面白さが良く判らなかった…。むー。

投稿者 Min : 12:00 AM

マトリックス リローデッド

2003年【米】
■The Matrix Reloaded

真面目に書くぜ。


前作~今作、通して信念に準ずるモーフィアス。
「変わる物があり、変わらない物もある」
ナイオビに去られた後の彼が、
評議会を、まさに現在の(ザイオンの時代の)政府であると言えるそれを蔑ろにしてまでも。
失った恋人に背を向け、盲目的にネオに執着していた彼が放つ最後のセリフ。

「夢から覚めた」

彼は現実を受け入れた。
これが彼の「2度目の」朝。

「覚醒しそう。Revolutionsではモーフィアスも空飛びそう^^;」
等と思いがちだが、これは無い。理由は後述。


オラクルはMatrixの一モジュールであった訳だが
彼女(の一部分)を「バグ」と考えるならば、
Architect(設計者)もMatrix内での絶対者では無いと言える。
Architectのセリフ
「これだから人間は…」
「人間の心理を探るプログラム(オラクル)が、「偶然」それを発見した」
等がそれを暗に裏付けている。
いや、裏付けていた。

そこに「予言」という概念が生まれる隙がある。
いや、あった。

Architectの登場シーンの長いセリフ。
ここまで思わせておいて直後に掌を返した。
オラクルのそれを受けて現れた「ネオの選択」
これを、Architectは「決定済みの事項」と言い放つ。
こうなるとこれは予言ではない。予定だ。

なるほど、確かにオラクルもこの選択を知っていた。

と、考えていいだろう。
「カラスにも、それを動かすプログラムがある」
「救世主は同じ道を辿る」
等の彼女のセリフに始まり、
劇中散々出てくる「the reason and a purpose」(理由と目的)
この言葉は、コンピュータープログラミングを意味している比喩に他ならない。
(上手いぜ、この映画!!)

つまり、オラクル、Architectを含めた全ての純然たるMatrix persons は
アナログ足り得ないという事だ。
何故なら彼らは皆プログラムだから。

こんな存在の発する言葉は、それこそ全て予言に聞こえる筈だ。
モーフィアスを筆頭にした、非 Matrix persons には。

「人生を投じていた」(劇中セリフより抜粋)モーフィアスの変化は
Revolutionsでの大きなキーになると思われる。

「Cause, We are still alive.」
かっちょいいぜ。

とは言え、モーフィアスは単に「一、英雄」に過ぎない。
世界を動かす主要人物について自分なりに思った事を。

まず、オラクルは恐らくArchitectの絶対的弱点を知っている。
「ソース」到達へのきっかけとなった、キーメイカーへのヒントの事では無い。
彼女は、現在のMatrix(Version6)の母体モジュールである事が根拠だ。

が、Architectはオラクルの設計者であり、そこにネオもいる。

この辺りの相関図は正に映画の王道、所謂「三すくみ」なわけだが、
更にスミスが居る。

自己増殖機能、他モジュールへの自身上書きという手段を持った彼に
Architectが自身を乗っ取られ、「スミスがラスボス化」していくのは想像に容易いが、
スミスは今やウィルスだ。
「私を自由にしてくれた礼だ」
「君の全ての能力が欲しい」
(いずれもネオへのセリフ)
等に見られる様に、Matrix征服という「野心」を持ち始めてしまったスミスと
Architectとの関係がこの物語の核心になるだろう。

「ネオの選択」が「既に」決定していた事も、
セキュリティモジュールであった筈のスミスが暴走した事も、
「予定調和」でありながら、
99%の人類を取り込み、ザイオンを5回滅ぼしても、
まだバージョンアップしなければならない理由がArchitectにはある。

こう考えると、全体像が見えてくる。

Matrixとは正に人間社会エミュレーター。
「電力供給源」としての人間畑ならば、仮想空間はむしろ不要だと思えるが
人間の「電池としての」寿命を延ばす為の「えさ」。それがMatrix。

これは勿論前作で判る話だが、今作ではその弱さが露呈した。

「人間の弱さの採用」
「力学法則限界制限の緩和」
等、これらの導入が人類浸透率99%を実現しつつも

「個別モジュールの暴走」
「位相空間ポータル」
「カーネルモジュール、「ソース」の露呈」

「空まで飛ぶなよネオw」
等がそれだ。

弱さ、脆さを取り入れなければ、存続し得ない世界。

更に言うならばMatrixが、
度々モーフィアスら反乱分子の進入を許してしまっている事からも推察出来得る。
Matrixから現実へ戻る為に使われる「有線」の黒電話
これは正に、ファイアーウォール越えを許してしまっているセキュリティーホール。
オペレーターのタンク、リンク等が行っているのは、現在のポートスキャンそのものだ。
(携帯電話では戻れない辺りが上手い。この話考えたヤツ絶対プログラマだよな…)

この辺りの、「俺Matrix^^。 もうすぐ完璧になっちゃうよ(^^)v」的な
「人類超ピンチ!」なだけの映画「ではない」気がする。と、いう事だ。

「6代目救世主」であるネオ。
救世主も又、絶対では無い。
(先代死んでるしね)

これは意外だったが、彼は終盤 Matrix「外」でもその力の一端を見せた。
スミスも Matrix「外」への進出を果たしている。

これは何を意味しているのか、、、興味深い。
(ザイオンの世界も実は「上位」Matrixで更に、、、というのは流石に考えすぎか…汗)


余談だが、劇中「救世主(ネオに限らず)」を messiah / savior の様に呼んでいない。
(前作も同様)
英語が好きな人は判ったかと思うが、ネオに限らず「救世主ら」に対し
一貫して、呼称「the one」を使っている。

これは、キリストの事である。

冒頭触れたが、モーフィアスが空を飛ばないであろう理由、それがこの呼称だ。
the one。
theとはつまりthatの事であり、「a/an」と同様、特定を示唆する冠詞。
だが「a/an」と異なり、これは副詞でもあり、最上級を表す形容詞だ。

reloadedの時代で形容されているのはネオ個人。

the one。
つまり、唯一無二。
故に、モーフィアスは空を飛ばない。
(似合わないしw)

まだ書くぜ。

投稿者 Min : 12:00 AM

マンハッタン殺人ミステリー

1993年【米】
■The Manhattan Murder Mystery

例によって、Woody Allen 監督・主演
そして、例によってニューヨーク。

相手役は Woody Allen の親友、Diane Keaton。(元カノ)

この人の映画はホント、圧倒的になんか違うなー。
世界中の有名役者達が、タダでもいいから出演させてくれ、、、
って殺到するのが良く判る。

平凡な夫婦が遭遇した、奇妙な殺人事件。
倦怠期を上手に乗り切る、ほんと理想的なニューヨーカー夫婦。

主演二人の、何度も出てくる「カメラ長回し&台詞長回し」

この人の映画観てると
英語の勉強してるのが空しくなるんだよね、、、
(饒舌過ぎて)

「衝撃的」とは又違う。。

心の深いトコロにジワーーーーっとくる、
とっても面白い作品でした。(^^)

投稿者 Min : 12:00 AM

マジェスティック

2001年【米】
■The Majestic

俺的ダントツ大好き映画の一つ「ショーシャンクの空に(1994年【米】)」の監督、
Frank Darabont の三作目。

二作目が「グリーン参る」だっつのが、とんでもなく不安だったが…
なんとなく観たら、うん。おもろい!

Jim Carrey の演技力も凄い。特に表情。(やはり彼は只者じゃなかった)

売れっ子脚本家が、記憶を無くして辿り着いた町での話。
「赤狩り」「映画館再建」等、伏線もキチンとしている上で話が推移。
「法廷弁論シーン」(もう半泣きT_T) 等含め、
「これぞ ザ アメリカ 」という感じで、観ていて気持ちいい。

「Gang of New York (2001年【米】) 」
「Forrest Gump (1994年【米】) 」
辺りとセットで一気に観ると、誰でもアメリカ大好き人間になりそう。

ただ…

パッケージ裏。

「ショーシャンクの空に」「グリーン参る」に続く感動三部作完結編!


って、おい。
ホント、ビンタしたい…。

( ま、まさか確信犯!? )


投稿者 Min : 12:00 AM

ミッドナイトクロス

1981年【米】
Blow Out

John Travolta 若っっ!

「音」を題材にしたB級サスペンス。
音響技術者である主人公を、若き日の John Travolta が快演。
うん、ハマリ役。

解決の手口、ヒント、主人公の性格とか
内容は結構面白いんだけれど、ダレるね。。ちと眠くなった。

けれど、切ないエンディングが良かった~。
うん。イイカンジのB級映画。


投稿者 Min : 12:00 AM

マトリックス レボリューションズ

2003 【米】
■Matrix Revolutions

HP更新中にいきなりつっこまれた。
(夜中なのに…)

この映画の話は、まだしないのです。

もう10回以上観てますが

なんというか、俺的にこの映画は、
映画であって映画ではない。

Revolutionsは、正直ちょっと「やっちゃった」感はあるかなぁと。
映画としては。

(勿論、ターミネーター3の絶望感とは全く違いますが。w)


そう、Matrixって、俺の中では歴史書なんです。
面白いかどうか、

んな話ではない。

この、パラレルワールドでの現実
その傍観者であり、その立場をむしろ嘆いている。

まだ、少しだけ自分の解釈に対する不満があるのです。

でもまぁ、
「いつまで(Revolutionsのレビューを)保留しとく気ぢゃボケ」
に反応して少しだけ。

日記で書いた、Morpheusの終盤のセリフ。

この物語に頭まで浸かっている俺として、忘れられない彼のセリフ。

Morpeusにおいての究極の思想は、「自己犠牲」だ。
人としての当たり前の幸せや、権力欲等を超越して

誰よりも戦争の終結を望んだ。
人生かけちゃってます。

(ナイオビは、Morpheusの元カノです。
彼女はある時期、そんなMorpheusに同調出来ずに離別した。)

Matrix(1)の、Dozer&Tank兄弟、 Mouse、Matrix reloaded~のLink、
等のMorpheusに対する崇拝ッぷり等が結構如実な表現だが
同じくMatrix(1)で寝返ってしまうCypherとTrinityの短い会話にも表れている。

*****

余談だが、「Cypher」という名前は「Cipher」と同音だ。
これは「取るに足らない人」という意味であり、
更には「0」(ぜろ)、という意味でもある。

このシリーズは、主人公 Neo に対する呼称を
一貫して「 The one 」で統一しているのは以前述べた通りだが、
Matrixというコンピューター支配の世界が背景であるこの映画、
コンピューターが 「0」 と 「1」 で構成されている事を踏まえると更に興味深い。

*****

シリーズ3作中、Morpheus、彼の一貫した平和への願望は変わらなかった。
信じていたものが失われつつあってもだ。
( Matrix reloaded より。如実なのはOracleの予言をNeoが否定しはじめた頃。)

俺の中でMorpheusとは、この物語の事実上の主人公であり
事実、この物語は彼の思考と共に推移していった。

人生をかけて、ついに見つけ出したNeo。
これまた、事実上の救世主はMorpheusであるとも言えるだろう。

そんな彼の最後のセリフ。
それは、とても短かった。

Morpheusの思考に沿ったこの物語の本当の終幕。

ウン十万の敵兵器が撤退していく景観に魅入る彼。
呆然とその様を、ただ呆然と。

あまりに執着し過ぎていたが、彼の究極の望みは遂に叶った。

Is this real...?

(これは、現実か・・・?)

俺は泣いた。

投稿者 Min : 12:00 AM

ミッション・トゥ・マーズ

2000年【米】
■Mission to Mars

えっと、、。

これ昔観たなw


忘れてて又借りた。(よくあるんだけど。。)

所謂、First contact モノなんだけれど、この映画は正解。

ちゃんと現代物理学に沿った内容だし、変な穴も無いし。

小学校の担任の先生が、宇宙とかオカルトの大ファンで、
教室の本棚には定期購読されている「ムー」が並び

その影響で、大人になってからかなり長い間
「ニュートン」を定期購読していた俺も納得がいく。
(偉そう?)

だけど、この題材だと
「Contact 1997年【米】 / コンタクト 」が最高にマッチしてるんだけれど
貴方はどう思う?XD~~


投稿者 Min : 12:00 AM

ミスティック リバー

2003 【米】
■Mystic River

「The Bridges of Madison County - マディソン郡の橋 1995年【米】」とは
視点の当て方がまた違っていて、同じ監督とは思えない面白さがありました。
(内容は勿論、全然違うのだが…)


ストーリー自体は全体的にアップテンポで、退屈な場面も無い。
が、予想通りの犯人とオチ。

ある視点で観ていると、序盤で物語の全体像が見えてしまう所がちょっと残念。
あと日本語字幕、意訳過ぎ。

何より、Tim Robbins 演じる デイブが哀れすぎる( ´Д`)

しかし、なんといっても


う~ん

Laurence Fishburne よ、
あんた、ますます太ったな!!( ´Д`)

Sean Penn は、なんだかメッチャ老けた様な…

Kevin Bacon 最高ですな。

投稿者 Min : 12:00 AM